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魔夜中のラブレター(仮)SPITZのファンブログ +読書感想。ワタクシゴトもポツリと。
2007.07.19 Thursday
恩田陸「チョコレートコスモス」
昔からアタシが好きなジャンルとして挙げてしまうのが、 <演劇スポコン>系。 普通のスポーツ物も好きなんですが、イマイチ常識外が(X攻撃みたいな) 出てくると引いてしまうんです。 でも演劇ってすごく水面下の争い、みたいな、ちょっとドロドロしたり、 緊張感のあるストーリーが多くて、 仲間はいても結局一人で乗り越えていく部分や、舞台に関しての勘だとか、 最終的に人間性が試される、だとか…そういう展開に、すごくワクワクして しまうんですよ。大概ハズレなし。 演劇物と言えば「ガラスの仮面」! これは3日徹夜で読み、その後自分で買い揃えました。 その他に古い漫画で「ライジング!」(漫画・藤田和子さん、原作・氷室冴子さん、 大好きなコンビ♪)というのも持ってます。 こっちはちょっとラブの部分がおっきいんですけど、後半ひとり立ちしていく様が秀逸。 で、感想。 やっぱり緊張感がイイ!スピード感もある! 引き込まれます〜〜〜♪ が! 設定がガラスの仮面とだぶる…。 こちらの‘マヤ’的キャラ、飛鳥はありえんやろ!ってぐらい完璧な天才ぶり。 マヤが持っていたような身体能力からくる表現力不足、というものをカバーしているので ほぼ完璧にみえます。 その分、<自分がない>というキャラ設定が強調されてます。 途中で話の流れをぶちきって、何故飛鳥が演劇をを始めたか、という説明が入りますが それでも最後までボーとした<自分のない>キャラのまま終わってしまいます。 こういうキャラが悩むところがいいのに。(←意地悪w) 一方‘亜弓’的キャラ、響子はやはり演劇一家に生まれ、幼い頃から演劇に身を置いた 若いながらベテラン。大人でクール。でも燃えきらない感情を持っている。 環境に恵まれ、生まれながらに選んでいた職業に、私は本当にこの場所にいていいのか?と躊躇する気持ちが残っています。 亜弓よりもさらっと描かれてて、クールで現実的になってます。 そして名匠・芹澤監督のキャストオーディションに選ばれることで 迷いを吹っ切ろうとします。 そこで演技を始めて数ヶ月の天才・飛鳥と対峙することに。 オーディションの内容は良く分からないけど、名作を使っているし、 (初めて知ったけど;)とっても高度だと思います。 葉月・あおいの因縁あるメンバーもいいです。 が、あえて。 なぜか恩田さんの作品はこれからもっと盛り上がっていくのに…というところで 終わってしまう。。 ストーリー展開だけで終わっちゃうんです。 動かされてる駒のままなんです。 その後、もう一歩が欲しいんです!キャラが自分で動きだすところまで。 今のままだと漫画をそのまま文章にしたような感覚。 文章で生きている人物が想像できるような最後の展開をお願いします!! 例えば、葉月・あおいの飛鳥への思いやその後、とか オーディション後のやりとりとか。 芹澤作品の杮落としまでの様子とか。 飛鳥の演劇していくスタンスも決意だけで終わってるし…。 引き込まれる文章なのに、最後不完全燃焼…までは行かないけど、もっとスカッとする 勢いが欲しいっ。 恩田さん!続編希望です、これは。 なんで感想が文句ばっかりになるんだろ〜 あの、面白かったですよ!! だからこそ気になる点がこう、くわ〜っ!と、こう!! ←щ(´Д`щ;)アアン あえて、ですからね、あえて。。 コメント
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